1年目研修 | * 生活の営みを整える援助技術:入院環境、生活技術 * 与薬技術:皮下・皮内・筋肉・静脈注射の見学 1.生活の営みを整える援助技術を学ぶ。 1)看護の基本姿勢を学ぶ。 ・食事援助 ・活動と休息の援助技術 ・感染管理 2)看護技術を支える要素を理解する。 ・呼吸を整える援助、与薬技術:麻薬の内服・貼付剤・坐薬、 シリンジポンプ・輸液ポンプ等の取り扱い、採血技術 3)与薬技術を学ぶ。 ・血液製剤の理解と取り扱いについて ・皮下注・筋注・末梢留置カテーテル挿入技術を学ぶ ・救急救命処置技術:気道確保・人工呼吸・心臓マッサージ 4)多重課題への対応ができる。(看護必要度研修) 2.事例を通して患者の全体像の把握ができる。(レベルT) 1)肺癌患者の全体像を把握・アセスメント,看護計画立案。 2)自分の行った看護を「事例報告」としてまとめ、発表することを通して 看護を評価する力、プレゼンテーション能力を高める。 |
新卒 看護師 |
プリセプター 研修 |
チームメンバーと共にプリセプティの成長を支援できる。 1)看護技術の到達状況を情報交換し、プリセプティへの関わりを考える。 2)プリセプティの成長を振り返り、プリセプターとなって得られたことを確認・ 共有し、次年度のプリセプターへ提言をする。 |
卒後5年目 以上 看護師 |
がん看護 研修 |
がん看護に携わる者としてそれぞれの分野を段階的に学習しながら専門的能力を高めることができる。 |
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緩和ケア研修(レベルV―a 〜 V−b) がん患者の苦痛症状に対するマネジメントができる。家族看護が理解 できる。 |
卒後4年目 以上 看護師 |
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化学療法研修(レベルV−a 〜 V―b) がん化学療法看護の果たす役割について理解する。 |
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スキンケア研修(レベルV−a 〜 V―b) 創傷ケアを必要とする患者に適切なケアができる。 |
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中堅看護師研修 (レベルV−a 〜 V−b) 自己の専門分野を見出し、それに向かって研鑚を積むと共に、組織・ チーム内で担う役割を果たしていける。 |
卒後5年目 以上 看護師 |
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3年目研修(レベルU−b) がんの成り立ちと症状マネジメントの基礎と実践を学ぶ 訪問看護ステーション(1日、10月) 居宅・包括(半日、11月) |
卒後3年目 看護師 |
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2年目研修(レベルU― a) 患者・家族のニーズに合わせた看護過程を展開できる。 1)患者の全体像を把握し、病態生理に基づいたアセスメント能力を身に つける。 2) デイ・グリューネン老健施設研修(1日、8月) 3)自分の行った看護を「事例報告」としてまとめ、発表することを通して 看護を評価する力をつける。 |
卒後2年目 看護師 |
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既卒者研修 T(レベルU−b) 1)病院の理念を理解する.(看護必要度研修) 2)がん看護の基礎と実践を学ぶ(がんの成り立ち、症状マネジメント) |
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既卒者研修 U(レベルV― a) 1) がん看護の基礎と実践を学ぶ(がんの成り立ち、症状マネジメント) 2)自分の行った看護をまとめ、発表することができる |
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ELNEC-J研修(レベルU−b) エンド・オブ・ライフケアの基礎について学ぶ 1) 症状マネジメント@ 2) 高齢者、コミュニケーション 3) 倫理、文化的配慮、症状マネジメントA 4) 喪失・悲嘆・死別、臨死期、質の高いエンド・オブ・ライフケアの達成 |
新採用の 既卒 看護師 |
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臨床指導者 研修 |
看護教育における実習の意義・目的および学生指導を行うための知識と 方法を学び、臨床指導者としての資質の向上を図る。 |
臨床指導者 |
ケアエイド 研修 |
未定 | ケアエイド |
秘書研修 | 診療録管理を学ぶ。 | 秘書 |
主任補佐 研修 |
特定の領域における専門能力を高めると共に、患者、家族、スタッフの資源になることができる。 | 主任補佐 |
主任研修 | 特定の領域における専門能力を高めると共に、患者、家族、スタッフの資源になることができる。 | 主任 |
看護課長研修 | 組織の理念、基本方針の定着につとめ、活性化する組織作りに貢献できる。 | 看護課長 |
看護課長・ 主任研修 |
組織の理念、基本方針の定着につとめ、活性化する組織作りに貢献できる。 | 看護課長 主任 |
電子カルテ操作研修 | 電子カルテの操作方法を理解できる. | 新採用者 |
専門看護委員会 |
緩和ケア |
高齢者のエンド・オブ・ライフケア |
スキンケア |
化学療法 |
糖尿病 |
*専門看護師・認定看護師・専門看護委員長会議 | |||||||||||||||||
*専門看護師・認定看護師・専門看護委員会報告会 | |||||||||||||||||
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看護部 「静脈注射の実施レベルの考え方」 | |||||||||||||||||
1年目終了時には、指導を受けて「レベル3」「レベル4(一部)」が実施できる。 | |||||||||||||||||
2年目は、「レベル3」「レベル4(一部)」が一人で実施できる。 | |||||||||||||||||
3年目は、「レベル3」「レベル4(一部)」が指導できる。 | |||||||||||||||||
*「レベル4(一部)」とは、「薬剤過敏症テスト・麻酔薬投与・輸血」を指し、「薬剤過敏症テスト・麻酔薬投与・ 輸血は、緊急時以外は日中医師が対応できる時間帯に看護師が実施する」と考える。 |
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*「指導を受けて」とは、知識があることを前提とし、実施に関しては、実施手順全般の指導を受けるか、実施 前後で確認するか等、1年目各看護師のレベルに応じて、確実に実施できるかどうかの確認をする。 |
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日本看護協会「静脈注射の実施に関する指針」(2003年5月7日) | |||||||||||||||||
<看護師による静脈注射の実施範囲> | |||||||||||||||||
レベル1: | 臨時応急の手当てとして看護師が実施することができる。:緊急時の末梢からの血管確保、異常時の中止、注射針(末梢静脈)の抜去。 | ||||||||||||||||
レベル2: | 医師の指示に基づき、看護師が実施することができる。:水分・電解質製剤の静脈注射、短時間持続注入の点滴静脈注射、糖質・アミノ酸・脂肪製剤の静脈注射、短時間持続注入の点滴静脈注射、抗生物質の静脈注射、短時間持続注入の点滴静脈注射(過敏症テストによって安全が確保された薬剤)、輸液ボトルの交換・輸液ラインの管理、上述薬剤投与時のヘパリンロック、生食ロック(生理食塩水の注入)、中心静脈カテーテル挿入中の患者の輸液バック交換、輸液ラインの管理、中心静脈カテーテルラインからの上述薬剤の混注 | ||||||||||||||||
レベル3: | 医師の指示に基づき、一定以上の臨床経験を有し、かつ専門の教育を受けた看護師のみが実施することができる。:末梢静脈留置針(カテーテル)の挿入、抗がん剤等・細胞毒性の強い薬物の静脈注射・点滴静脈注射、循環動態への影響が大きい薬物の静脈注射・点滴静脈注射、麻薬の静脈注射・点滴静脈注射 | ||||||||||||||||
レベル4: | 看護師は実施しない。:切開・縫合を伴う血管確保及びそのカテーテル抜去、中心静脈カテーテルの挿入・抜去、薬剤過敏症テスト(皮内反応を含む)、麻酔薬の投与 | ||||||||||||||||
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